自然治癒力を高める治療法


 鍼、灸、マッサージはそれぞれ別々の治療法で、資格も3つ異なります。中国古来から伝わった投薬を伴わない伝統的な東洋医学です。体には生命活動の原動力となる ”気” や ”血” が流れていて、体に不調があるとその流れの経路や中継点となるツボに反応が現れます。鍼灸マッサージの治療は、それらを整えることで体を正常な状態にするものです。

 

 中国から伝わって以来、日本の風土、日本人の気質に合わせて道具や方法が変化し、鍼の太さは0.1~0.2ミリの髪の毛ほどの極細いものが多くなり、刺入の深さも、症状によりますが、皮膚に接する程度から1~2センチほどです。体の状態にあわせて鍼、灸、マッサージと最も適したものを選んで治療します。特に慢性化して反応が鈍くなっているところには灸、筋肉が硬化しているところや体表の気の調整には鍼、ストレス過敏な体にはマッサージがリラックス効果を高めます。

 

 また、マッサージと一言でいわれますが、日本の資格には按摩・マッサージ・指圧の3種が含まれています。指圧は主に母指による圧迫、マッサージは西洋に多いオイルマッサージなど、按摩は筋肉を揉みほぐすものです。私は五禽堂という吉田流按摩の老舗の治療院に勤めていたので、伝統的な揉み療治である按摩を得意とし、症状により使い分けています。

灸の道具、もぐさと線香の写真
灸の道具
ディスポーザブルの鍼と鍼皿写真
鍼と鍼皿